パチスロの概要と攻略方法

日本には2020年8月時点で、全国の計2万4,000件の数でパチンコ店が存在します。
この施設は遊戯施設という位置づけになっており、国家公安委員会の営業許可を受けて経営をおこなっているのが特徴です。
施設内になパチンコとパチスロというマシンが備わっており、パチスロに至ってはアメリカや香港・シンガポール等にあるカジノと同等のスロットマシンです。
しかし、パチスロは日本独自に進化を遂げたマシンで、一般的なスロットは大きく異なっているのが特徴です。
日本ではじめて登場したのは1970年代で、この時はカジノにある機器とまったく同じでした。
3つのリールが備わり、7の図柄が揃ったら大当たりでメダルの払い出しがなされます。
登場当初はスタートレバーしかなく、リールを自身で停めることが出来ないという特徴がありました。
これは現在でも各カジノで設置されている機器と同じであり、完全確率ゲームのもとで大当たりも定められているからといえるでしょう。
プレイヤーの技量によって大当たりの出現の変化を与えないことで、全プレイヤーが平等な勝利となる必須条件と定められています。
ところが1980年代になると、国内の遊戯機器メーカーでは、ストップボタンを設けたマシンの製造販売を開始しました。
ここからがカジノとパチンコ店で、異なった機器を設ける分岐点となるに至ります。
パチスロにストップボタンが備わったことで、目押しという技術が誕生しました。
目押しとは、リールに備わっている計10種類の図柄をプレイヤー自身でタイミングを見計らって停止させる行動を指し、そのタイミングが合うと7図柄を揃えることも可能です。
これにより合算値・機械割という数値が意味をなさなくなります。
完全確率ゲームの法則が崩れたことで、一時期はプロと呼ばれる高い目押し技術を有した方々しかスロットに興じなくなった時期があったほどです。
各遊戯機器メーカーでは新たにリミットという機能をマシンに組み込むようになりました。
リミットは大当たり契機となるチャンス目や特殊小役が成立しないと7図柄を揃えられなくする機能のことを指します。
これで技術介入をしたとしても簡単には大当たりとはならず、再び機械割・合算値が役割を果たすようになりました。
昨今ではノーマル機・ART機の両方にも組み込まれているので、必ず小役契機を経て大当たりを目指す遊び方となっています。
パチスロで効率良く勝利を収めるには、攻略法を駆使するのが望ましいです。
その攻略法とは、平均確率方程式を用いるものです。
スロットには必ず1から6までの設定が備わっているのが特徴です。
設定6であれば期待値は120%を超えており、合算値が210%でプレイヤーが長時間遊戯をすることで必ずプラス収支へと移行します。
反対に設定1であれば期待値は90%・合算値は100%で、プレイヤーにとって遊ぶほどマイナス収支に移行するマシンということになります。
この設定を見極めるには、各マシンに備わっているデータを見れば一目瞭然です。
設定は毎日パチンコ店が変更するので、前日のデータは参考になりません。
その代わり、朝一番最初にリールを回転させて、20G以内の出現する小役をカウントすればおおよその設定値の予測を立てられます。
この時に活躍するカウンターが販売されており、ベル・チェリー・スイカといったレア役を数えて設定予測をすることが可能です。
昨今ではスマートフォン用のアプリでも登場しているので、活用する価値はあるでしょう。
パチスロの明確な攻略法は設定予測が非常に有効で、クラシック・ART機の両方で活用できます。
小役を確認する際は一定のメダルを使用しますが、安定した収支を見込めます。